リニモに乗って大人の遠足

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書き手:繁田


先日インスタで、瀬戸にある陶磁美術館で開催されている「 特別展 アーツ・アンド・クラフツとデザイン ―ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで 」の広告を目にしました。
陶磁美術館は訪れたことはないのですが、子どもたちが小学生の頃、学校の遠足で焼き物体験に行ったことがあったので名前と場所は知っていました。
お休みの日に時間ができたので、ふと思い立ち行ってみることにしました。
車に乗ってナビを設定すれば30分もかからずに楽々行ける近さなのですが、今回は車を使わずに行ってみることにしました。
調べてみるとリニモの藤が丘駅で割引付きのチラシがもらえるらしく、これをいただいてから行くことにしました。

家からリニモの藤が丘駅までは歩いて20分ほど、駅に着いてチラシを探しましたが見つけられません。若い頃は何かを人に聞くのは恥ずかしかったりしましたが、歳を重ねるとそんなことも恥ずかしがらずにできてしまうから不思議です。駅員さんに聞いたところ奥から出してきてくれました。2割引のハンコが押されたチラシを受け取りリニモに乗り込みました。

ジブリパークができたのでリニモも混んでいるのかな?と思いましたが、座れるぐらいのちょうど良い混み具合でした。

普段は車で行動することが多いので、リニモに乗ったのは久しぶり。車体はジブリパークの広告でラッピングされていてちょっとウキウキします。

ジブリパークのある駅でほとんどの乗客が降りてしまい、陶磁美術館のある駅で降りたのは私1人。本当に開催されているのかな?と不安な気持ちになってきました。

歩いて行くと途中にはこんな看板が。イノシシが出るらしい・・・。シーンとしていて鳥の鳴き声しか聞こえません。
途中で美術館帰りと思われる方に何人か出会ったのでちょっとホッとしました。

陶磁美術館の敷地はとても広大で、天気が良ければお弁当を持って行きピクニックができそうな芝生が広がっていました。

  

陶磁美術館には何棟も建物があり展覧会は本館で開催されています。

本館まで駅から20分。全て下り坂だったので、帰りは上り坂です・・・。

ウィリアム・モリスという名前はなんとなく知っていました。ウィリアム・モリスというと植物や小動物をモチーフにした壁紙のデザインが有名ですよね。今回の展示では壁紙だけでなく家具や絵本の挿絵などのデザインも展示されています。私が気に入ったのは絵本や本のデザイン。手仕事ならではの味のあるデザインは懐かしく、昔のデザインなのに新しくも感じます。今回の展覧会ではウィリアム・モリスがどうしてアーツアンドクラフツ運動(産業革命以降の機械化によって失われた手仕事を取り戻し、生活と芸術の一体化を目指した運動)の中心的なメンバーとなり、その運動がどのように影響力を広げていったかが分かりやすく解説され、作品が展示されていました。帝国ホテルを設計したフランク・ロイド・ライトの作品も少しですが展示されていました。

素敵な手仕事の作品に癒され元気をもらって家路につきました。

いつもは車を使いどこへ行くのも時間をかけずに行動しがちですが、たまにはゆっくりと電車に乗って出かけるのもいいなと思いました。車だと通り過ぎてしまう場所や風景にちょっとだけ立ち止まり、新しい発見ができるっていいですよね!そんな貴重なお休みを過ごせました。次回はどこへ遠足に出かけようかな、1人遠足にはまりそうです。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。


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