書き手:繁田
さて1月も半ばを過ぎてしまいましたが、年末年始、久しぶりに私の実家へ帰省した時のお話。
皆さんは帰省した時は何をして過ごしますか?
子どもが小さく目が離せなかった時は、帰省したら母の手作りのご飯を食べて少しゆっくりさせていただくのがお決まりでした。最近は子どもも大きくなり時間ができたので、実家での過ごし方が変わってきました。
久しぶりの帰省ということもあり、母の手作りお節はもちろん楽しみの一つでした。今回はお節作りのお手伝いができるかな?と思っていましたが、仕事が早い母は私が帰省した時にはほぼお節は出来上がっていました。私が手伝ったのは栗きんとんのさつまいもを切って茹でたり、松前漬けの数の子をちぎるくらいの作業でした。
いつもは買ってくる伊達巻も今回は手作りしていて、私とは違い器用な母はチャチャッと美味しい伊達巻を焼き上げていました。
父はといえば、若い頃新潟で刃物の研ぎ師をしていたので、包丁を持ち帰ると包丁を研いでくれます。
いくつもある砥石の中から砥石を選び、「最低三つの砥石で研ぐんだ」と言いながら研いでくれました。
父が包丁を研いでいる横で、研ぎ師の修行時代の話を聞いたり砥石についての話を聞いたり、電話では話さないような昔話を聞けるのも帰省ならではで楽しい時間。
一緒に帰省した次男が生き物好きな父とメダカの水槽を眺めながら、先日父が買ってきたというエビを探している写真。実家ではメダカと大きな金魚を飼っています。
久しぶりに帰省したこともあり、いつの間にか父の背を超した次男の成長に父母ともに目を細めて喜んでくれました。
あまりおしゃべりな方ではなく静かに自分の好きなことをして過ごすのが好きな次男は、家にはないこたつに入りながら英単語を覚えたり、珍しくゆっくり紅白を見たりと楽しんだ様子。
そしてみんなでウォーキングにも行きました。2年前に大きな手術をした父は体力作りのためにウォーキングをしているそうで、この日は12000歩も歩きました。いつもは街中を歩く私ですが、川や畑、遠くの山々を見ながら自然の中を歩くのは本当に気持ちいいです。その日の夜はみんな疲れてぐっすりでした。
他にもいつも父母ができない高いところや1人では大変な場所の大掃除をお手伝いしたりしました。
遠くて中々帰省できませんが、久々に実家でゆっくりと家族で過ごし楽しいひとときでした。
帰ってきてからの話、父の研いでくれた包丁が切れる切れる。包丁を使うたびに年末年始の楽しい時間のことを思い出しています。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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